中堅・中小企業の経営者は、自社のとるべき戦略を自ら構想しなければなりません。そのためには、戦略の論理をきちんと理解していなければなりません。この塾では、拙著『経営戦略の論理』を主たる教材にして、この本の各章の論理を徹底理解することを主な内容とします。
そのために、各章ごとに他社事例のケースディスカッションと自社への適用訓練をくり返し、理解を深めます。他社事例のケースディスカッションでまず論理の骨格の理解を深め、さらに自社事例にその理解を適用してみる訓練をすることによって、さらに論理の理解が深まることを狙います。
そうして論理の理解を深めた上で、最終回では自社の戦略全体を作り、発表してもらいます。
戦略の構想を発想する原点には、みなさんの将来への志と現場の想像力が不可欠です。そして構想を実行に移そうとする決断には、哲学とでもいうべきものが必要です。決断の覚悟を支える哲学です。それも、この塾では考えます。
以上のようなことを、少ない人数で徹底的に議論できる、そんな仲間が集い、刺激しあう塾にしたいと思います。
講(回) | 日程 | 中心テーマ | 基本的な視点 |
---|---|---|---|
1 | 1月 | 戦略発想の原点 | 孫子の発想、直感ベースの発想 |
2 | 2月 | 戦略とは何か | 何を決めれば、戦略を決めたことに なるのか |
3 | 4月 | 見えざる資産とビジネスシステム | 戦略構築の基礎概念を学ぶ |
4 | 5月 | 戦略の顧客適合 | 顧客のニーズをダイナミックに とらえる |
5 | 6月 | 戦略の競争適合 | 競争優位をつくる |
6 | 7月 | 戦略の資源適合 | 資源を有効利用し、資源を効率的に 蓄積する |
7 | 9月 | 戦略の技術適合 | 技術を活かし、技術を進化させる |
8 | 10月 | 戦略の心理適合 | 人の心を動かし、刺激する |
9 | 11月 | オーバーエクステンションと跳躍の哲学 | 跳躍を支える哲学とは |
10 | 12月 | 自社戦略と経営者としての覚悟 | 覚悟を決めて、自社の戦略をつくる |
※ゲスト講師を招いてのケース講義を予定しております。
※各回とも13:45〜17:45 終了後は毎回懇親会を⾏います。
※初回は13:15開始となります。
※最終回は13:00〜18:45 終了後に修了式、懇親会を⾏います。
※原則として1ヶ月に1回、半日のミーティングを計10回開催します。各回のテーマを決め2セッションを行うため、全体として20セッションになります。
※懇親会費は含まれません。
伊丹 敬之(いたみ ひろゆき)
国際大学学長・一橋大学名誉教授。
1945年生まれ、1967年一橋大学商学部卒業、
1972年カーネギー・メロン大学経営大学院博士課程修了。
1975年、1982年スタンフォード大学ビジネススクール客員准教授。
1978年、1982年日経図書文化賞受賞。
2005年紫綬褒章受章、2009年宮中講書始の儀進講者。
2017年9月、国際大学学長就任
IT戦略本部など政府関係委員を多数歴任し、東芝社外取締役など数社の社外役員も歴任。
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